お尻と太ももを鍛える、筋トレするメリット4つ

お尻と太ももを筋トレする4つのメリットアイキャッチ

性別や年齢に関係なくお尻と太ももを鍛えることには、

  1. 立ち姿、歩く姿が良くなり綺麗に見える、
  2. 膝関節の保護・強化につながる、
  3. 基礎代謝量の増加につながる、
  4. 高齢になっても歩行能力が衰えず健康寿命が伸びる。

こんなメリットがあるんです。

目次

1.立ち姿、歩く姿が良くなり綺麗に見える

いわゆるヒップアップの効果が期待でき、立ち姿も綺麗になります。

また、お尻・太ももの力で地面をより強く蹴ることができるようになり歩幅は広がって、歩く姿も堂々とした印象が強くなるでしょう。

お尻と太ももを鍛えると歩く姿勢が良くなる

2.膝関節の保護・強化につながる

膝の関節痛でお医者さんにかかると、「太ももを鍛えてください」とアドバイスを受けることがあります。 

太ももの筋肉を鍛えると体重がかかった時の膝関節のグラつき・ブレが減り、関節痛の軽減・解消が期待できます。

若年層の方が太ももを鍛えておくと、O脚の進行を遅らせる効果も期待できます。

3.基礎代謝量の増加につながる

24時間の消費エネルギーを増やそうとした時、手始めに日中の活動量を増やします。動きの少ない生活様式であればスポーツなどを始めて身体活動量を増やします。

さらに、消費総エネルギーの60%を占める基礎代謝量を増やすことができれば、一層エネルギーの余りにくい体になります。

人が24時間で消費する総エネルギーの内訳と基礎代謝量の臓器別消費エネルギー割合
図.1 人が24時間に消費する総エネルギーの内訳と基礎代謝量の臓器別エネルギー消費割合12

脳や肝臓で消費するエネルギーは意識的に増やせませんが、平均的に同程度のエネルギーを消費する骨格筋は、筋トレで筋肉量を増やしエネルギー消費量も増やすことができます。

全身の筋肉のうち、大きな筋肉はお尻や太ももなど下半身に集中しています。それらを筋トレすることで骨格筋増量と基礎代謝量増量の近道になります。

4.高齢になっても歩行能力が衰えず健康寿命が伸びる

年齢が上がるにつれて歩く時の歩幅は小さく、速度は遅くなります。体全体の安定感も損なわれて転倒しやすくなります。

お尻と太ももの筋力が維持されていれば歩行中の姿勢が安定し、転倒の可能性も下がります。高齢になっても介助を必要とせず自力で歩いて生活できるようになるでしょう。

下半身だけ逞しくならない?

普段の生活で運動慣れしてないと自分の体重(自重)やゴムの弾力でも十分な負荷を体感できます。ただし筋肉を大きくするためのトレーニングとしては負荷は小さすぎます。

回数を増やしたり、継続日数が長くなっても逞しいほどに大きくはなりません。

ふくらはぎも含めて下半身の筋トレを低負荷で続けていると脚の血流が促され、冷えやむくみの改善を感じられるかもしれません。

お尻と太ももを鍛えて綺麗に歩こう
姿勢を綺麗に歩きましょう!

  1. 大河原一憲、「身体活動とエネルギー代謝」、厚生労働省e-ヘルスネット、
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-02-003.html ↩︎
  2. 糸川嘉則ほか編、栄養学総論 改訂第3版、141-164、2006 ↩︎
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