キネシオテープは、薬局やスポーツ用品店で見かける(主にベージュ色の)ロールテープです。
今回はこのテープを腰に貼って腰痛を軽くする方法を紹介します。決して難しくありませんので、試してください。
キネシオテープの選び方
一般的に販売されているテープの幅は25mm〜75mmのものです。腰に貼る場合は幅50mmのものを選んでください。
一巻の価格は、テープの幅だけでなく、のりや通気性など機能によっても変動します。
肌荒れをよく起こす敏感肌の方は店員さんに相談したり、パッケージの注意書きを確認してください。そうでなければ、どの価格帯のものを選んでもらっても大きな違いは出ないです。
キネシオテープを腰に貼って腰痛を軽くするための4つのポイント
- 貼るときにできるだけ体を前屈させて腰部の皮膚を伸ばす。
- 腰から背中に伸びる長い筋肉に被せるように少しずつ貼っていく。
- 貼るときにテープを引っ張って伸ばさない。
- 貼り終わって普段の姿勢に戻ったとき、テープにシワがよる。
- 痛みを感じつつ日常生活をなんとかこなせる、
- 長時間立ちっぱなし、座りっぱなしの後ゆっくりならば我慢して腰を屈伸できる。
キネシオテープの貼り方
手順
25cm×2本、15cm×1本
の計3本を予め用意しておきます。
キネシオテープの裏地に目盛りが刻まれている場合、25cmなら5マス、15cmなら3マスで切ると良いでしょう。
椅子に腰掛けて、可能な限り腰から背中にかけて丸めてもらい、その姿勢を保ってもらいます。
人によっては腰の下、骨盤に差し掛かったところでエクボの出る場所があります。肉が薄くて皮下すぐに骨を触る感じがする場所です。
この点から真っ直ぐ腰・背中に上がっていくとまっすぐの筋肉が背中の方まで続いているので、エクボの出る点を起点に筋肉に被せるように、長い方のテープを下から上にゆっくり貼っていきます。
この時テープ裏地の紙を一気にめくってしまうのではなく、数cmずつ貼りながらめくっていきます。
貼っている間、決してテープを引っ張らない。元の長さのままゆっくり貼っていきます。
背骨を挟んで左右に2本テープを貼り、その上から短い方のテープを横方向に貼ります。
このテープも引っ張らないで貼ります。
貼り終えたら体を起こしてもらい、縦に貼ったテープを観察してください。
曲げていた腰を起こしたので、シワがよっているはずです。テープを引っ張って貼るとシワがありません。
テープのシワにつられて皮膚も小さな波のように持ち上げられることがキネシオテープの効果を最もよく引き出す方法だそうです。
まとめ
特に激しいスポーツをしない一般の方も腰をはじめ、肩や膝周辺の筋肉を痛めることはよくあります。
生活に支障をきたすほどの痛みがあるときは医院にかかる方が賢明だと思いますが、医者にかかるほどの痛みでもないとか、薬成分を摂取したくないという場合はキネシオテープを使った腰痛軽減を試してみてください。